さらら 風が吹いて  君の姿消えた


by nozaki-kaoru
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
生まれる時と場所は選べない。しかし一方で死に方は不慮の事故に遭遇しない限り自分で選択することは可能である(いつ死ぬかも)。
ということで今回は過去の偉人がどうやって死んでいったか紹介。死に方に迷っている方は参考に。

・釈迦   →   キノコによる食中毒


・ソクラテス   →   毒をあおり自殺



・アリストテレス   →  エウリポス海峡の潮流の不思議な動きが不可解で、「エウリポスよ、わたしをのみこめ。わたしはお前を理解することができないから」といって、海峡に投身して死んだという伝説がある。


・クレオパトラ   →  毒蛇に乳房を噛ませ、王座に座ったまま死亡。


・イエス・キリスト  →  ゴルゴタの丘で公開処刑。


・源頼朝  →  夜這いしようとして、痴漢と間違われて殺される。橋の供 養の帰りに落馬して死んだという説もあるが、それは側近の作り話らしい。


・一休  →  死ぬ直前「死にとうない」といって、座ったまま眠るように死 んだ。


・ノストラダムス  →  全身骨と肉がボロボロになる謎の奇病で病死。


・千利休  →  秀吉の機嫌をそこね切腹。


・徳川家康  →  てんぷらの食中毒がもとで死亡。実は胃がんだったらしい。


・イマフエル・カント  →  「これでよい」という言葉を残してあっさり死亡。


・ベートーベン  →  3月24日の夕刻から昏睡状態になり、26日の午後5時45分、朝からとても良い天気だったのに、春先の嵐か一天にわかにかき曇り、みぞれまじりの風雨とすさまじい雷鳴が轟く。付近に大きな雷が落ちたのか、雷光が暗い部屋をすみずみまで照らし出された。その瞬間、突然、耳の聞こえないベートーベンはかっと目を見開き、右拳を中空に突き出し、臨終を迎えた。


・葛飾北斎  →  「あと10年生きたいが、せめてあと5年の命があったら本当の絵師になれるのだが」と呟き、息を引き取る。


・勝海舟  →  風呂上りにブランデーを飲み、そのまま脳卒中で死亡。


・トルストイ  →  28という数字に縁があった。生まれたのが1928年8月28日。コーカサスの軍隊に入ったのが1852年1月28日、処女作の「幼年時代」の掲載通知が届いたのが同年の8月28日、1910年10月20日、ひなびた田舎の駅で生涯をとじた。その時の歳は82歳。


・芥川龍之介  →  自宅で睡眠薬多量摂取による服役自殺。


・小林多喜二  →  殴られ蹴られ壮絶な拷問死。


・田中英光(作家)  →  太宰治の墓の前で自殺。


・川端康成  →  逗子のマンションでガス自殺。
[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-11-20 07:46 | 最近学んだこと

雑に雑学

まあ適当に。

・グリコのマークはフィリピンのマラソン選手がモデル。


・フリーマーケットのフリーは、「free」ではなく「flea」で「のみ」の意味。


・馬は視界が350度もある。


・入浴中の眠気は睡眠ではなく、徐々に失神しつつある状態。


・野口英世は、自分が開発した「黄熱病ワクチン」を打ったにもかかわらず、黄熱病で死んだ。


・1円玉の表側のデザインの木は、実在しない架空の木で、造幣局ではこれをただ「若木」と呼んでいる。


・「むすんでひらいて」の作曲者は「社会契約論」で有名なルソー。


・CDの最大録音時間は74分42秒。これはベートーベンの「第九」を録音するため。


・「のどちんこ」は実は何の役にも立っていないらしい。


・「SOS」は万国共通の救難信号だが、S、O、S自体には別に意味はない。


・神社の鳥居の「鳥」は、「にわとり」。


・ピアノの「猫踏んじゃった」は、音源もなければ譜面もない。


・「紅一点」の紅は、女性のことではなく「ざくろの花」のこと。



・神社の狛犬は犬ではなく、獅子同様、想像上の動物。


・シンクロナイズド・スイミングの女性選手は、髪の毛をゼラチンで固めている。


・ミミズは、バックできない。


・童謡「ちょうちょう」の2番の歌詞は、スズメの歌である。


・すしの軍艦巻きは、イクラを握りずしにしようとして考え出された。


・偽札を発見して届け出ると、本物に換えてくれた上、2000円の謝礼金がもらえる。


・パソコンのマウスの移動距離の単位は「ミッキー」という。


・「牛耳る」という言葉は、夏目漱石の造語である。


・「おもちゃのチャチャチャ」の作詞は、野坂昭如氏である。


・「火垂るの墓」の原作も、野坂昭如氏である。


・キリンは1日に12分しか眠らない。


・蜘蛛は、毎日、巣を張り替える。


・クレオパトラは、実の弟と結婚し、その弟を殺して、その下の弟と結婚した。


・バッハは、2回結婚して20人の子供をつくった。


・ガラスは固体ではなく、液体である。


・ナポレオンが編纂させた辞書には、「不可能」の項目がある。


・福沢諭吉は、「ヴ」という音を発明した。


・キティちゃんの、身長はリンゴ5個分、体重は3個分。


・東京の「お台場」は、砲台のこと。


・「宅急便」は、ヤマト運輸の商標。一般的には「宅配便」を使う。
ジブリの「魔女の宅急便」は、ヤマト運輸の許可を得てタイトルに使った。


・音楽家のバッハとヘンデルは、晩年に、目の手術に失敗して失明しているが、執刀した医師は同一人物。


・フランスは、日本から「日の丸」を買収しようとしたことがある。


・お釈迦様は、カトリックによって「聖人」に列せられている。


・世界で初めてテレビ(ブラウン管)に映ったのは、1926年、「イ」の文字である。


・コカ・コーラの名前の由来は、「コカの葉」と「コーラの実」からとったエキスが入っているため。


・ドラえもんの便利な道具「タケコプター」は、もとは「ヘリトンボ」という名前だった。


・渋谷駅北口にあるのは「ハチ公像」、南口にあるのは「モアイ」ではなく「モヤイ像」。


・眠れないときに羊をかぞえるのは、「sleep(スリープ、眠る)」が「sheep(シープ、羊)」に近い発音だから。


・「できちゃった結婚」のことを、アメリカでは「ショットガンマリッジ」という。妊娠した娘の父親がショットガンで相手を脅し、責任をとって結婚するようせまったということが由来。


・カキ氷を食べるときにキーンとくる頭痛のことを、正しくは「アイスクリーム頭痛」という。


・お菓子のなかで、最も虫歯になりやすいのは「キャラメル」、続いて「キャンディー」「ウェハース」。


・サザエさんは、結婚前、ハロー社という出版社で雑誌記者をしていた。


・修行をつんだ仏僧は「和尚」と呼ばれて尊敬されるが、宗派によって読み方が違う。禅宗では「おしょう」、天台宗では「かしょう」、真言宗では「わじょう」と呼ぶ。


・コンペイトウは、製造過程で自然に角が出来るが、なぜ出来るのか、科学的に解明されていない。


・ドラえもんの登場人物のジャイアンの妹ジャイ子の本名は、藤子F不二雄が本編中でいつか書くとしながら、書かれずに亡くなったので、永遠にナゾとなった。


・ポンジュースの「ポン」は、当時の愛媛県知事が「日本一」になるようにとニッポンの「ポン」からつけた。


・ぺヤングソース焼きそばの「ぺヤング」は、ペアのヤングに食べてもらいたいからだそうだ。


・キンピラゴボウの「キンピラ」とは、金太郎のモデルになった坂田金時の息子である「金平(きんぴら)」からとってつけた。


・森永製菓の「エンゼルマーク」は、実はエンゼル(天使)ではなく、キューピッド(ギリシャ神話に登場する愛の神)である。


・四葉のクローバーは幸運のしるしといわれるが、四つの葉にはそれぞれ「富、名声、愛、健康」の意味がある。


・映画にもなって有名な「タイタニック号」には、日本人が一人乗っていて、しかも生還している。細野正文という人で、元YMOの細野晴臣の祖父である。


・「君」、「僕」という呼び方が広まったのは、高杉晋作の「奇兵隊」内での同志の呼び方から。


・「ドラえもん」単行本全巻で、ドラえもん、のび太の次に登場回数が多いのはスネ夫。


・モグラは、2時間以上何も食べないと死ぬ。



[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-11-18 20:28 | 最近学んだこと

久しぶりに名言 4

ここ最近更新してるので、もう「久しぶり」ではないけど、昨日の続きです。

・常識とは、十八歳までに仕入れたもろもろの先入観のコレクションである。

           アルバート・アインシュタイン


・上司のジョークのつまらなさと、部下の笑い声の大きさは比例する。

                        里中哲彦


・やらねばならぬ仕事が山ほどなければ、サボる楽しみが減じてしまう。

                        ジェローム・クラプカ・ジェローム


・私は余生を送るのに十分の蓄えがある。ただし、買い物さえしなければ・・・


                         ジャッキー・メイソン


・批評家のいうことに決して耳を傾けてはいけない。
これまでに批評家の銅像が建てられたためしはないのだから。

                          ジャン・シベリウス


・国を動かす法を知っている唯一の人間が、
タクシーを運転したり、髪を切るのに忙しいのは残念である。

                           ジョージ・バーンズ


・教育は、本は読めるが、読むに値する本がどれか分からぬ人々を大量に作り出した。

                         ジョージ・マコーリー・トレヴェリアン


・低開発国では、水を飲むな。開発国では空気を吸うな。

                        ジョナサン・レイバン


・やることが何もないだけでは楽しくない。楽しいのは、山ほどやることがあるのに何もしないことである。


                         ジョン・W・レイパー


・人間は不思議な生き物だ。砂漠に花を咲かせる代わりに、湖を涸らす

                         ジル・スターン


・十万匹の精子の中で、あなたが一着だったなんて信じられないわね!

                         スティーヴン・パール


・経験に先立つのは理想主義、経験の後に来るのが皮肉。

                         デイヴィッド・T・ウルフ


・笑いは内臓のジョギングである。

                            ノーマン・カズンズ


・万一脳移植が必要になった時には、スポーツライターの脳を選びたいね。
なぜかといえば、まだ一度も使われたことのない脳味噌が欲しいからさ。

                            ノーム・ヴァン・ブロックリン


・まず人の名を忘れ、次に顔を忘れる。それからチャックを上げるのを忘れ、次にチャックを下げるのを忘れる。

                            ブランチ・リッキー


・来週は危機がありえない。私のスケジュールはすでにいっぱいだ

                             ヘンリー・キッシンジャー


・この世は考える者にとっては喜劇であり、
感じる者にとっては悲劇である。

                             ホレス・ウォルポール


・時間を厳守することの困った点は、
評価してくれる人が誰もそこにいないことだ。


                            フランクリン・P・ジョーンズ


・有名人とは、人に知られるために生涯働き通し、
その後は人目につくのを避けるために
サングラスをかける人のことである。

                               フレッド・アレン


・おおかたのテレビタレントは、二つのタイプに分かれる。すなわち、すでに落ち目になった人とこれから落ち目になる人。


                             レスリー・ベル

・余分に持ちすぎるということもある。
時計を一個持っている者には何時かがわかっているが、
二個持っている者にははっきりしない。

                              リー・セガル  


・正確に言うと、あれは離婚じゃない。私はトレードに出されたのだ

                                 ロバート・バーン


・脳は素晴らしい器官である。
朝起きるとすぐに活動を始め、オフィスに到着するまで機能を停止しない。

                                ロバート・フロスト


・子供たちに手を振り上げてはならない。
腹部が無防備になる!

                              ロバート・オルベン


・自分に文才がないことを悟るのに15年かかった。
しかし私が書くのを止められなかったのは、
その時には有名になりすぎていたからである。


                          ロバート・チャールズ・ベンチリー


・お金より大事なものは確かにある。問題は、そのどれもがお金がかかるということだ。

                             ルイス・A・サファイアン
[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-11-17 22:10 | 言葉

久しぶりに名言 3

はい、昨日の続き。
~皮肉編~

・毎月少しずつ貯金しなさい。そうすれば年末に、どんなにわずかしかたまっていないか知ってびっくりするだろう。

                     アーネスト・ハスキンズ


・アメリカ人は広い心の持ち主だ。
アルコール中毒者や麻薬常用者、妻虐待者、新聞記者でさえも、
その人の現実を受け入れてくれるが、
運転できない人を見ればどこかに欠陥があるのではないかと疑う。

                      アート・バックウォルド


・落ちるナイフと落ち目の友達だけはつかむな。

                      ことわざ


・文学とジャーナリズムの差は、ジャーナリズムは読むに堪えず、文学はそもそも読まれぬことだ。

                      オスカー・ワイルド


・わたしは速読コースを受講し『戦争と平和』を二十分で読めるようになった。ありゃ、ロシアに関する本だね。

                        ウッディ・アレン


・ 何事も、他人に起こっている限りおもしろい。

                        ウィル・ロジャース


・「ウェイター、一体このハエは私のスープの中で何をしとるんだね?」

「背泳ぎのようですね」

                       作者不明


・「おい、飛行機に乗ると人間がアリに見えるってホントだね」

「あれはアリだよ、僕たちの飛行機はまだ滑走路の上だよ」

                        作者不明


・「君のオフィスではどれくらいの人が働いているんだい?」

「半分くらいかな」

                          作者不明


・この頃、忙しいふりをするのに忙しいんだ。

                            作者不明


・先生「“打って変わって”という言葉を使って例文を作りなさい」

生徒「彼は麻薬を打って変わってしまった」

                           作者不明


・ (トーマス・A・エジソンの「天才とは1パーセントのインスピレーションと99パーセントの汗」の後で)

だが汗っかきを創造性と混同してはならない。

                            作者不明            
[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-11-17 03:14 | 言葉

久しぶりに名言 2

はい、昨日の続き。

・憎むより愛する事を選びなさい。
泣くより笑う事を選びなさい。
破壊するより創造する事を選びなさい。
諦めるより忍耐する事を選びなさい。
人の噂話するより褒める事を選びなさい。
傷つけるより癒やす事を選びなさい。
盗むより、あたえる事を選びなさい。
ぐずぐずする事より行動する事を選びなさい。
堕落するより成長する事を選びなさい。
呪うより生きる事を選びなさい。
死ぬより生きる事を選びなさい。


              「この世で一番の奇跡」オグ・マンディーノ


・ 人に好き嫌いがあるのは仕方ないが、出会ったものは人でもモノでもみんなかけがえがない。
人はどんなものからでも学ぶ事が出来るのだから、出会ったものはみな大事にしなさい。
出会いを大切にすると見えなかったものが見えてくる。
好き嫌いが激しいと、「これは嫌い、これも嫌い」と折角の出会いを遠ざけてしまうから見えるものまで見えなくなってしまう。

                  灰谷健次郎『天の瞳』 


・「美しく生きたいと思いました」

               『女生徒』太宰治


・事実は光を当てる角度によって、まったく異なる表情をみせる

                 佐木隆三『死刑囚 永山則夫』


・春になったら種から芽が出るように、それが光に向かって伸びていくように、魂は成長したがっているのです。

                 『西の魔女が死んだ』 梨木香歩


・際限なく広がるこの美しい世界のきみだってその一部なんだ
わたしが心から好きになったものの一つじゃないか

            乙一『しあわせは仔猫のかたち』


・「普通の生活をしていたら、ある時突然のインスピレーションで、などといううれしいことはまずない。インスピレーションは、集中が長く続き精根尽き果てた頃になって、やっと降るのである。神は寛大ではない。献身した者にしか素晴らしいごほうびを決して授けようとはしない。」

                 藤原正彦『古風堂々数学者』


・「彼女の白い腕が、私の水平線のすべてでした」

                       マックス・ジャコブ

・ 空は青いか
海は広いか
夢はあるか
友はいるか
誰かに恋してるか
ポケットの金で満足か

そーか、
じゃあさっさと死ね


       ビートたけし詩集 『僕は馬鹿になった。』


・ 「私たちはみんなそうじゃないか?
自分で知っているだけでは足りない。
だから人は一人では生きていけない。
どうしようもないほどに自分以外の誰かが必要なのだ」

       宮部みゆき著『誰か』


・「思い出は過去だけど、約束は未来ね。」

                『冷静と情熱のあいだ』



・「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん。次の一歩のことだけ、次の一呼吸のことだけ、次の一掃きのことだけを考えるんだ。いつもただ次のことだけをな。
すると楽しくなってくる。これが大事なんだ。楽しければ仕事がはかどる。こういうふうにやらにゃだめなんだ。
ひょっと気が付いたときには、一歩一歩進んできた道路が全部終わっとる。どうやってやったかは、じぶんでも分からん。
これが大事なんだ。」

         ミヒャエル・エンデ『モモ』

・人が人を助けるんじゃない。人が一人で勝手に助かるだけだ。―

               西尾維新「化物語」

・ 人生の意味よりも、人生そのものを愛するっていうことだな

               カラマーゾフの兄弟


[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-11-16 01:09 | 言葉

久しぶりに名言

タイトル通りです。はい。


・「読者が、本を深いものにする。だから、本を読むことは楽しい。そうじゃありませんか?」
              『朝霧』北村薫

・「世界はいくつかの単純な記号と決定で出来上がっていること、
 人間は生まれるとから、死がしっかりと根を張っていて、われわ
 れはそれに水をやって育てるほかに術を知らぬこと、生殖は
 虚構であり、したがって社会も虚構であること・・・」
                  
                『午後の曳航』三島由紀夫

・あなたが虚しく生きた今日は
 昨日死んでいった者が
 あれほど生きたいと願った明日

                         カシコギ

・「謝ることで気が済んでしまって、自分のしたことを忘れるくらいなら、いっそ謝らんで後悔を抱えとったほうがまだましというものだ。だがな、もしもお前がほんとうにその友達を失いたくないと、たとえ許してもらえなくても謝りたいのだと、そうおもっているのなら、ぐずぐず迷っている暇はないんじゃないのか」
           『星々の舟』村上由佳

・『私は自分が幸せになれないなんてどうしても思えないの。
 だって私、いつだって幸せになるために一生懸命だもの。
 人生を投げ出したりしないもの。
 頑張っているもの。
 そんな私が幸せになれないわけがないじゃない。』

             「肩ごしの恋人」 唯川恵

・どこかに行こうと私が言う
どこ行こうかとあなたが言う
ここもいいなと私が言う
ここでもいいねとあなたが言う
言ってるうちに日が暮れて
ここが どこか になっていく
           
               『女に』谷川俊太郎

・「捨てたものでも私のものには違いがない。捨てたものを拾われるのは不愉快なんだよ」
               『サイコロジカル(下)』西尾維新


・『タフでなければ生きて行けない。優しくなれなければ生きている意味がない。』

          ・『プレイバック』チャンドラー

・‘過去にとらわれず、
未来に夢を見すぎない。
現在は点ではなく続いている。
           
             『冷静と情熱のあいだ』 江國香織
  
[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-11-15 03:16 | 言葉
『ふつうの気分のときに、旋律が私の指からしたたり落ちてくる』
                               J・ガーシュイン

ジョージ・ガーシュインという作曲家を知っているだろうか?
彼はアメリカの作曲家。白人でありながら、ジャズなどの黒人音楽を大いに好んだ彼は、その自由奔放なスタイルをクラシック音楽に取り入れ、全く新しい「アメリカンクラシック」を誕生させた。代表曲は「ラプソディー・イン・ブルー」「パリのアメリカ人」。ちなみに「ラプソディー・イン・ブルー」は元来ジャズのビッグバンドのために作曲されたもので、「ブルー」とはジャズの音階におけるブルー・ノートを意味しているらしい、なんのこっちゃわからんけど。
 
 今回は音楽の境界を自由に飛び越えた、奔放な作曲家・ガーシュインと愛した女性たちの物語を紹介する。

「か」 → ガーシュイン

まずジョージ・ガーシュインが生まれたのは、1898年9月26日、ニューヨークの片隅である。本名はジャコブ・ガーシュイン。名前のとおりユダヤ系のロシア人で、父親のモイシェ・ガーシュヴィッツはロシアからユダヤ人への迫害を逃れて1890年アメリカに移民してきた。
 ここまでの経歴だけで、ガーシュインは音楽家として恵まれた環境で育っていないことがわかるだろう。事実、彼の父親は靴の装飾デザイナーが本職で、音楽との関わりはまったくなかった。
 そのため、彼と楽器の出会いは、驚いたことに14歳の時に兄のために購入されたピアノが初めてだった。彼ほど音楽教育との出会いが遅かったクラシック音楽の作曲家は他にいないかもしれない。それまでの彼は単なる街の不良少年だった。
 そんな彼は、どのような女性と出会い恋をしたのだろうか?
 彼が最初に交際したのは名ヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツの妹ポーリンである。兄のヤッシャのパーティー二人は知り合い、その後二人は三日に一度は映画館や劇場などでデートをした。そのころガーシュインは彼の名作「ラプソディー・イン・ブルー」の初版譜を彼女に、「憧れと深い愛情をこめて」という言葉をしたためて贈っている。自分が作った曲を贈るって、贈られたほうにしたらすごい幸せなんだろうなー。
 二人の関係が一年ほど続いた後、ある日ガーシュインはポーリンからある相談を受ける。それは彼女が他の男性から求婚されているが、どうしたらいいのかという内容だった。この相談が、ガーシュインに自分を求婚者から奪って欲しいという意図なのか、純粋に相談したかっただけなのかはわからない。しかしガーシュインはその相談に対して「すればいい」と返答してしまう。
 しかしガーシュインはこの相談自体にショックを受けてしまいふさぎこんでしまった。純愛だからこそ、辛かった。
 その後ガーシュインは純愛とはかけ離れた新たな愛の形に目覚めるようになる。すなわち不倫愛だ。実はポーリンとの交際中も人妻であるマーガレット・マナーズという女性と不倫関係を結んでいたのだが、そのころから少しずつガーシュインはそういう愛の形に目ざめていったように思える。
 ケイ・スウイフトという女性と付き合っていたときは、彼のショー音楽であった「メイフェア」という曲を「オー、ケイ!」に改題したりもした。

 ガーシュインの作品に直接影響した女性としてはマーガレット・マナーズが注目されている。彼女との愛によって息子のアランが誕生し、アランはガーシュインが父親になった唯一の子どもである(いくたびの不倫関係で、ガーシュインの子どもを妊娠した女性は何人かいたが、スキャンダルを恐れ正式な子どもとはしていなかった)
 ガーシュインのピアノ作品の代表作に『ピアノ協奏曲 ヘ長調』というものがある。この協奏曲の構想について作曲者のガーシュインはこのように語っている。
「第一楽章はチャールストンを取り入れた。この迅速で躍動的なリズムは、アメリカ人び生活の若い情熱的な精神を表している
 第2楽章は、アメリカのブルースと言われるようになった詩的な夜想曲の雰囲気を持つ・・・。
 最終楽章は、第一楽章の様式に戻る。これはリズムの狂宴である・・」
 チャールストンの踊りのリズムが第一楽章や第三楽章の重要な要素になっている。チャールストンというのは踊りの名前であると同時に、彼の愛した女性のマーガレット、つまりモリーの旧姓でもあった。彼女の旧姓はマーガレット(モリー)、チャールストンといった。ガーシュインがチャールストンの踊りに夢中になった背景の一つになった背景の一つが、モリーの存在だったのである。

ちなみに本テーマとは関係ないのだが、ガーシュインはラヴェル(『亡き王女のためのパヴァーヌ』の作曲家)とも親交を持っていたそうだが、そのラヴェルがガーシュインに言った言葉がかっこいいから、載せて終わりにする。


「一流のガーシュインは二流のラヴェルになる必要は無い」

背景として、ラヴェルは超大物作曲家。ガーシュインは有名ではあったが本筋のクラシックからははずれているため、評論家たちからの批判も多かった。そんなガーシュインにラヴェルが、人の真似ではなく、自分の音楽を作れと強く励ましたときの言葉。ラヴェルすてきだな。


       参考文献『クラシック 名曲を生んだ恋物語』
              wikipedea ガーシュイン  他
[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-10-20 15:51 | エッセー
私の尊敬する人間の中に
岡本太郎という画家がいる。
彼は作家岡本かの子の息子である。
彼はパリ大学卒業し、ピカソの作品に感銘を受ける。
彼は前衛的な作品に挑み続け、「太陽の塔」で世界に衝撃をあたえた。

そんな岡本太郎が強く魅かれるもの
それは
生命の火花が散るような一瞬の輝き

久しぶりのエッセー
「お」→「岡本太郎」

彼のエッセー「自分の中に毒を持て」の中に以下のような部分がある。

『ぼくの前に出て開会の挨拶をされたお坊さんの言葉の中に、臨在禅師という方はまことに立派な方で、「道で仏に逢えば、仏を殺せ」と言われた、すばらしいお言葉です、という一節があった。有名な言葉だ。ぼくも知っている。確かに鋭く人間存在の事実、機徴をついていると思う。
 しかし、ぼくは一種の疑問を感じるのだ。今日の現実の中で、そのような言葉をただ繰り返しただけで、果たして実際の働きを持つだろうか。とかく、そういう一般をオヤッと思わせるような文句をひねくりまわして、型の上にアグラをかいているから、禅がかつての魅力を失ってしまったのではないか。
 で、ぼくは壇上に立つと、それをきっかけにして問いかけた。
「道で仏に逢えば、と言うが、皆さんが今から何日でもいい、京都の街角に立っていて御覧なさい。仏に逢えると思いますか。逢えると思う人は手を挙げてください」
誰も上げない。
「逢いっこない。逢えるはずがないんです。では、何に逢うと思いますか」
 これにも返事がなかった。坊さんたちはシンとして静まっている。そこでぼくは激しい言葉でぶっつけた。
「出遭うのは己自身なのです。自分自身に対面する。そうしたら、己を殺せ」
 会場全体がどよめいた。やがて、ワーッと猛烈な拍手。
 これは比喩ではない。
 人生を真に貫こうとすれば、必ず、条件に挑まなければならない。いのちを賭けて運命と対決するのだ。その時、切実にぶつかるのは己自身だ。己が最大の見方であり、また敵なのである』

すごい言葉だ。
「仏を殺せ」という臨済禅師の言葉を否定し、「己を殺せ」という最も過酷な言葉を叩きつける。これは意外性を狙ったのではない、比喩ではないのだ。

普通、私たちが心に迷いを生じるのはどのような時か。
「やらなければいけない事があるけど今日は疲れた。明日にしよう」、「今はダメだけど、昔はなんでも出来たのになぁ」

今の自分に失望しつつも、進歩しようとしない。
未来になんの根拠もなく、自分の成功を委ねる。
誘惑に負け、楽なほうへ進む。

誰もが生きている以上、そのように安易な方向へ進んでしまうものだ。

だが、岡本太郎は言う。
「己を殺せ」と。

平安を求める甘い自分、それらを全て己の敵として退治し、戦い、殺せという。そして岡本太郎はそこにこそ、人が人として生きる道があるという。

当然そうやって自分を破壊し続ければ、壁にぶつかり、辛いこともある。逃げ出したくなるような現実。どうするか。

「結果がうまくいこうがいくまいがかまわない。むしろ、まずくいった方が面白いんだと考えて、自分の運命を賭けていけば、いのちがパッとひらくじゃないか。
 何かをつらぬこうとしたら、体当たりする気持ちで、ぶつからなければだめだ。
 体当たりする前から、きっとうまくいかないんじゃないかなんて、自分で決めて諦めてしまう。愚かなことだ。ほんとうに生きるということは、自分で自分を崖から突き落とし、自分自身と闘って、運命をきりひらいていくことなんだ」

この一文からわかるように彼が愛する命の輝きとは、成功をおさめた瞬間にあるのではなく、なにかに全力で向かうプロセスの中に存在している。
そしてそこに生きがいを感じるべきだと叫んでいる。

ここに岡本太郎が様々な作品を生み出した、根源的な動機が含まれているように思える。
そして、そこに私たちが生きる道を見出すヒントが隠れているように思えてならない。

最後に気に入っている一文を紹介して締めることにする。

「面白いねえ、
実に。
オレの人生は。
だって道が
ないんだ」
[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-10-17 04:33 | エッセー

こんな本を読んできた

大学中に読もうと思っていた本400冊。最近ようやく目標数突破したので、読んだ作品を掲載。なお2005年11月~2006年6月あたりまでに読んだ作品名が、さがしても見つからなかったので、とりあえず紹介しない。

「あ」、阿刀田高・ブラックジョーク大全・短篇小説のレシピ・マッチ箱の人生、荒谷慈・こんな女とは暮らせない、五木寛之・生きるヒント・知の休日、アガサクリスティー・そして誰もいなくなった、井上夢人・ダレカガナカニイル、江國香織・きらきらひかる、こうばしい日々・つめたい夜に・号泣する準備はできていた・落下する夕日、井上尚登・T.R.Y、伊集院静・受け月・機関車先生・昨日スケッチ、遠藤周作・深い河・死について考える、綾辻行人・殺人鬼、今邑彩・赤いべべ着せよ・鋏の記憶、上野正彦・死体は生きている、江戸川恵二・21世紀になっても解明できない世界の謎66、飯田利秋・不思議の国ニッポン、安倍公房・砂の女・箱男、赤川次郎・忘れな草、乙一・夏と花火と私の死体・暗いところで待ち合わせ・天帝妖狐・GOTH「夜の章」・「僕の章」・ZOO、平面いぬ、失はれる物語、暗黒童話、君にしか聞こえない、さみしさの周波数・死にぞこないの青、アーサー・ブロッ・マーフィーの法則、江口季好、チューリップ、岡しのぶ・もし君と結ばれなければ、小川洋子・博士の愛した数式・偶然の祝福、岡本太郎・壁をやぶる言葉・美の呪力・迷宮の人生、恩田陸・夜のピクニック・不安な童話・ドミノ・ネバーランド、有島武郎・小さきものへ・生まれ出ずる悩み、奥田英朗・インザプール・空中ブランコ・町長選挙・東京物語・真夜中のマーチ・ウランバーナの森・最悪・マドンナ、伊坂幸太郎・重力ピエロ、太田光・中沢新一・憲法九条を世界遺産に、池上彰・イスラム世界の『大疑問』・ここが日本の問題点・国際問題について語ろう・憲法は難しくない、安倍晋三・美しい国へ、小沢昭一・川柳うきよ鏡、内館牧子・別れの手紙・愛しすぎなくてよかった、荻原浩・オロロ畑でつかまえて・なかよし小鳩組、浅田次郎・地下鉄(メトロ)に乗って、大崎善生・パイロット・フィッシュ、池永陽・コンビニララバイ・走るジイサン、歌野晶午・葉桜の季節に君を想うということ、大沢在昌・新宿鮫 

「か」、小池真理子・記憶の隠れ家・恋薔薇いろのメランコリヤ、伊藤守・きっとうまくいくよ、小林泰三・玩具修理者、小松左京・霧が晴れた時・鏡の中の世界、京極夏彦・姑獲鳥の夏・魍魎の箱・嗤う伊右衛門・狂骨の夢・鉄鼠の檻・絡新婦の理・塗仏の宴「宴の仕度」・塗仏の宴「宴の始末」・百鬼夜行 陰・百器徒然袋 雨・巷説百物語・続巷説百物語、鎌田敏夫・フランティック・恋愛会話・恋愛映画、高史明・生きることの意味、木藤亜也「1リットルの涙」、川島隆太・音読すれば頭が良くなる、唐沢俊一・切手をなめると2カロリー、許光俊・世界最高の日本文学、片山恭一・「世界の中心で愛をさけぶ、川崎洋編纂・こどもの詩、ゴーリキー・どん底、金子みすゞ・金子みすゞ童謡集、小林信彦・現代死語ノート・現代死語ノートⅡ、黒川伊保子・怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか、河島弘美・ラフカディオ・ハーン、ケストナー・飛ぶ教室、角岡伸彦・はじめての部落差別、川島誠・800・夏のこどもたち、川崎草志・長い腕、郡司ななえ・ベルナのしっぽ、ゴールディング・蠅の王、熊谷達也・邂逅の森


「さ」、清水義範・「青春小説」・日本語必笑講座・国語入試問題必勝法・虚構市立不条理中学校・春高楼の・スシと忍者・ザ対決・今どきの教育を考えるヒント・ジャンケン入門・秘湯中の秘湯・グローイングダウン・主な登場人物・12皿の特別料理・河馬の夢・イマジン・黄昏の悪夢・開国ニッポン・騙し絵日本国憲法・その後のシンデレラ・博士の異常な発明・死神・日本語の乱れ・飛びすぎる教室・深夜の弁明・大人のための文章教室・黄昏のカーニバル・迷宮・似ッ非イ教室・清水義範ができるまで・はじめてわかる国語、桜井弘・話す力が面白いほどつく本、斎藤孝・読書力・座右のゲーテ、杉江松恋・バトルロワイアルⅡ、宗田理・仮面学園、さだまさし・解夏・本気で言いたいことがある・眉山、鈴木光司・生と死の幻想、芹沢準・郵便屋、・スティーブンソン・ジキル博士とハイド氏、重松清・見張り塔からずっと・流星ワゴン・トワイライト・カカシの夏休み・疾走・きよしこ・ビタミンF・ナイフ・舞姫通信・小さき者へ・卒業・40回目のまばたき・送り火、サガン・悲しみよこんにちは、斉藤次郎・手塚治虫がねがったこと、坂井博通、大学教授コテンパン・ジョーク集、須長博士・たった一冊の詩集、シェイクスピア・ヴェニスの商人・マクベス・間違いの喜劇、上甲宣之・地獄のババ抜き、瀬名秀明・八月の博物館・虹の天象儀、清水志穂・マホガニーの林檎・さよならをあげたい、ジャン・コクトー・恐るべき子供たち、沙藤一樹・D-ブリッジ・テープ、清水良典・2週間で小説を書く、佐藤正午・小説の読み書き、坂井博通・少子化『必笑』ジョーク集、渋谷昌三・リーダーシップのある人ない人、椎名誠・岳物語、

「た」、高嶋信欣・ウソとホントの戦争論、辻仁成・ピアニシモ・白仏・そこに僕はいた・ワイルドフラワー・海峡の光・カイのおもちゃ箱・母なる凪と父なる時化・愛をください・サヨナライツカ・パッサジオ・ガラスの天井、筒井康隆・最後の喫煙者・心狸学社怪学・鍵・家族八景・メタモルフォス群島・富豪刑事・懲戒の部屋・馬は土曜に蒼ざめる・俺に関する噂・大いなる助走・恐怖・残像に口紅を・乱調文学大辞典・私のグランパ、竹内久美子・小さな悪魔の背中の窪み・浮気人類進化論、国家と賭博と男と女、パラサイト日本人論、太宰治・津軽・さよならを言うまえに・晩年・ヴィヨンの妻・人間失格、塔和子・いのちの詩、田舞徳太郎・生きる、冨永房枝’女の子’のとき、寺山修司・青春歌集・ポケットに名言を・両手いっぱいの言葉・不思議図書館、ダンブラウン・ダヴィンチコード、俵万智・かぜのてのひら、高橋克彦・私の骨、テリー・ケイ・白い犬とワルツを、高橋源一郎・一億三千万人のための小説教室、竹内一郎・人はみかけが9割、田辺聖子・おせい&カモカの昭和愛惜、デズモンド・モリス、『裸のサル』の幸福論、藤堂志津子・熟れていく夏、竹本健治・ウロボロスの偽書  

「な」、永山彦三郎・現場から見た教育改革、中島らも・牢屋でやせるダイエット・中島らものつくづく明るい悩み相談室・人体模型の夜・僕にはわからない・ガダラの豚・こどもの一生・僕に踏まれた町と僕が踏まれた町・今夜、すべてのバーで・白いメリーさん、永石玲子・空になろうか、ニーチェ 適菜収訳・キリスト教は邪教です、野地秩善・サービスの天才たち、中野孝次・人生を励ます言葉、西原稔・クラシック 名曲を生んだ物語、ねじめ正一・鳩を飛ばす日 16

「は」、半村良・人間狩り、坂東眞砂子・蟲、春山陽一・すごい言葉、Verb遺書 五人の若者が残した最期の言葉、ベハルント・シュリンク・朗読者、浜崎憲孝・はまじと9人のクラスメート、ヘミングウェイ・老人と海、福沢徹三・死小説、日垣隆・刺さる言葉 ~目からウロコの人生論~・急がば疑え!・知的ストレッチ入門・世間のウソ・どっからでもかかってこい!売文生活日記・いい加減にしろよ(笑)・もっと、おもしろい読書を!・個人的な愛国心・頭は必ず良くなる、ブリギッタ・ロート「愛のアフォリズム」、ビートたけし・裸の王様、橋本治・人はなぜ「美しい」がわかるのか、福田和也・悪の対話術、藤原和博と三室一也・親と子の「よのなか」科、姫野友美・女はなぜ突然怒り出すのか?、樋口祐一・頭がいい人 悪い人の話し方
、藤沢秀行・野垂れ死に、堀切和雅・娘よ、ゆっくり大きくなりなさい 、灰谷健次郎・太陽の子、長坂秀佳・黒い童謡、パウロコエーリョ・アルケミスト

「ま」、三田幸喜・古畑任三郎2、松久あつし・天国の本屋、村上春樹・全ての男は消耗品である(1.2)、宮本輝・私達が好きだったこと、群ようこ・無印失恋物語・生きる読書、向田邦子・眠り人形、三浦綾子・銃口・氷点・あのポプラの上が空・積木の箱・泥流地帯・続泥流地帯・毒麦の季、むのたけじ・たいまつ、森村誠一・人間の証明・人間の条件、松本清張・点と線、森本哲郎・この言葉!、三谷幸喜・気まずい二人、村山由佳・キスまでの距離・天使の卵・僕らの夏・彼女の朝・雪の降る音・坂の途中・遠い背中・緑の午後・BAD KIDS、武者小路実篤・愛と死、眉村卓・一分間だけ・妻に捧げた1778話、村田晃嗣・プレイバック1980、三島由紀夫・金閣寺・潮騒、森博嗣・すべてがFになる、宮部みゆき・返事はいらない・火車、三崎亜記・となり町戦争、

「や」、吉村達也・ふたご・お見合い・先生、養老孟司・バカの壁・死の壁、記憶がウソをつく、吉川ばなな・白河夜船・キッチン、山本襄・聖書のはなし、湯元か樹美・夏の庭、山田かまち・山田かま地ノート(上・下)、ユーゴー・死刑囚最後の日、山田詠美・ベッドタイムアイズ・風葬の教室・僕は勉強ができない、山田伸哉・さおだけ屋はなぜ潰れないのか?、米原万理・必笑小咄のテクニック、山口瞳・人生の楽しみ見つけたり、夢野久作・ドグラマグラ上下、唯川恵・恋人たちの誤算・肩ごしの恋人・「さよなら」がしってるたくさんのこと、山本文緒・シュガーレス・ラブ

「ら」、リボルトベルナール・アメリ、ロバートペック・豚の死なない日、ラングストンヒューズ・晴れ着を質屋に

「わ」、渡辺一三・ああ「ど忘れ」の天才たち、ワイルド・サロメ   

共著or著者が曖昧
X-ファイル・県民性がはっきりみえる日本地図、日本人の素朴な疑問、本のネタ本、弱点の全てがズバリわかる本、時効警察、世にも奇妙な物語×4冊、いのちの響 こころの言葉、TRICK 、TRICK2、


あ、ネット復活したんでエッセーも書きまーす
[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-09-30 21:46 | 最近読んだ本
まだあげ初(そ)めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛(はなぐし)の
花ある君と思ひけり
            『初恋』島崎藤村

・はい、最近ちょっと登校拒否になりそうですが、頑張って学校行きます。
今回もエッセー書きます。


「え」→ エストニア

「その背後に思想なくして真の音楽はない」と、ショパンが言ったように、すばらしい音楽には必ずその背景があるように思える。それゆえ音楽は哲学であるとも言える。
音を楽しむ、それは確かに音楽の極めてファンダメンタルな役割である。しかしそれは音楽のほんの一面でしかないと自分は思う。どのような思想が、またどのような感情が作曲者にその音を導いたのか。それを知ることが、音楽の重要な要素であると考えるのだ。それは、ただ受身的に消化するしかなかった音楽に、新しい息吹を吹き込む。そこで、人は始めて音楽と対峙する。思想のかたまりである過去の偉大な作品郡に、自分自身をぶつける。その瞬間に生まれた感情が、人生において血となり肉となる。
「音楽の背景を知る」。この行為を私は作曲者との対話であると考える。そして、偉人たちとの対話を通して、より新しい世界を開いていきたいと考える。

大学一年の時、所属していた合唱サークルで「蜜蜂と鯨たちに捧げる譚詩」という曲集を演奏会で歌った。その中で「さまよえるエストニア人」という曲があった。曲は2郡合唱で、とても歌いごたえがあるもので大きく感動したけれども、この曲の意味、さらにエストニアでなにが起こったのかは今になってもわからないでいた。
そして詩を書いた白石かずこと、曲を書いた三善晃がどのような気持ちでこの曲を書いたのか知りたいと心の奥で思っていた。
今回はこのエッセーの場を借りて、長年漠然と抱いていたエストニアの歴史とこの曲のことを調べて、自分の考えを書いていこうと思う。

最初に次のような状況を思い浮かべてほしい。
ある日身の回りの人が外国人に連れ去られる。家族も友達も、恋人もである。なぜ連れ去られたのか、それは「日本人」だからであるそうだ。私達日本人は近隣の大国から、劣っている民族だと考えられ、迫害され始めた。
しばらくすると住んでいた家を追い出された。長い間住み、家族との思い出が詰まっている家が敵国に奪われた。その後、住む場所を奪われ、様々な場所を逃げ歩いた。他国との争いはいつまでも続き、かつて身の回りにいた家族や友達、恋人とは離れ離れになったまま月日が過ぎていった。争いが終わり、平安が訪れたのは40年が経ったあとである。

これはエストニア人がつい数十年前まで実際に経験していた出来事である。
エストニアはバルト三国の一つの国である。この国は1989年のベルリンの壁崩壊まで、約40年の間、ソ連やナチスドイツによって支配されていた。この曲は、エストニアが植民地とされていた時代を背景にしている。主人公は詩人のヤン・カプリンスキーである。
1991年にようやく独立を勝ち取ったバルト三国の一つ、エストニアに住む詩人のヤン・カプリンスキーが主人公。彼は生後5ケ月で、ポーランド人で大学教授だった父をスターリン率いるソ連に強制連行されて失ってしまう。その後のナチスドイツ政権の際、広い庭園のある家を奪われ、シェルターをさ迷いながら父を捜し求めるようになる。この曲はそんな人生を歩んだヤン・カプリンスキーと作詞家の白石かずことの手紙のやり取りがもとになっているとされている。

この「さまよえるエストニア人」の詩は次の言葉で始まる。

『フライングダッチマンではない
さまよえるエストニア人に 昨日 逢った』

フライングダッチマンを翻訳すると「さまよえるオランダ人」になる。これはワーグナーの三幕のオペラでもある。これは神との約束を破ったため永久に港に入れなくなったオランダ人の船が喜望峰のあたりを漂流しているという船乗りの伝説が起源である。この伝説を白石かずこはヤンの境遇に当てはめ、彼を「さまよえるエストニア人」とした。

注意したいことは、このオランダ人は神との約束を破るという悪事を働いてしまい、その結果帰る場所を失う運命になってしまうが、エストニア人達は自分たちの素行に関係なく住む場所を奪われてしまったという点である。
なので白石かずこは、彼らと伝説上のオランダ人とをはっきりと区別したかった(後半は「フライングダッチマン」の意味合いが変わってくる)。その意思が表れているのがこの最初の一文であると思う。伝説上の童話のように、勧善懲悪だけが現実ではないと、強く訴えかけている。

そして次にこう続く

『手紙の中で ヤンよ 祖父の代は
広い庭園で帆を張り 天使たちが蜜蜂の歌をうたっていたのだってネ』

ヤン・カプリンスキーの歴史は、支配下にあったエストニアの歴史と平行している。よって彼は平穏な生活を知らなかった。彼にとって、戦争のない世界は天国のような理想郷に見えたのであろう。歌詞の「天使たちが蜜蜂の歌をうたっていた」という部分も、かつて平和だった時代を、楽園のように思い描いているように見える。それは経験したことのない、遠い昔のおとぎ話のようだったに違いない。では、エストニアはそれまでずっと平和であったのか。

『そのまた祖父の 祖父の 祖父の昔までは 知らない』

この「祖父の 祖父の 祖父の昔」はどうなっていたか。実はエストニアはヤンの時代と同様に植民地であった。エストニアは13世紀以来19世紀に入るまでデンマーク、ドイツ系騎士団、スウェーデン、ロシア帝国という様々な外国勢力によって支配されていたのだ。ヤン・カプリンスキーは、おそらくその辛い歴史を、教えられなかったのだろう。支配されていた時代のほうが、平和な時代より長い国。そんな重い歴史は、一時の輝かしい時代を強く美化してしまう。

そしてヤン・カプリンスキーは生き別れになった父(実際にはすぐに殺されている)を探すようになる。しかし父の証言は人によってバラバラで、どれだけ探してもわからない。
そしてヤンは、もし父がこの世によみがえってきても、決してこの悲劇を生んだ地にいないだろうと悟る。

そうして全てが終わったとき、父は傷だらけのまま天に召され、残ったのはかつて平和な時に住んでいた広い庭園だけだった。

『泣くんじゃない かつての祖父の庭の樹木たちよ
そこで歌っていたことりたち虫たち 幼い坊やよ』

「幼い坊や」とは幼少時代のヤン・カプリンスキー。そして庭で平穏に暮らしていた生き物たち。祖父と父を亡くした彼らに対して、白石かずこは「泣くんじゃない」と言う。

『手紙のなかで きみの樹木がふるえ
父なる人のポーランド語の詩が聞こえてくる』

白石かずこはヤンとの手紙のやり取りの中で、彼のなかに平和な時代の強い思いと、父の思い出が鮮明に残っていることを実感した。手紙の中の樹木は、枯れているのでなく「ふるえ」ており、父は死体としてではなくポーランド語を教える教授として心のなかで生きている。
そこでさらにこう続く

『帆をたたんじゃいけない』

家を失いおよそ40年間漂流し続けたヤンは、まさにさまよえるエストニア人である。そんな彼にとって帆をたたむことは、漂流の終点、平穏な時代への
帰還のように思える。しかしこの場合の「帆」は少し違う意味で使われているように思える。
帆は風を利用して船を進ませる船具である。つまり人間と自然との調和を象徴するもの。帆をたためば、人は自然との兼ね合いを忘れ、自分勝手な方向に進み続ける。それは戦争などの争いを引き起こす。
白石かずこは、エストニアが支配される前の平和な時代を、帆を張った船と表している。そこは天使や蜜蜂たちが自由に戯れることができる天国のような時代である。そしてその船はエストニア暗黒時代を経て、再びヤンたちの前に現れようとしている。
最期の一節

『今こそ あの船が庭を通り過ぎるのだ
祖父の代の 天使たち蜜蜂のうたっていた日の』

これから始まるかつての平穏な時代に、白石かずこはその自然と人間との調和、共存を象徴する「帆」を、決してたたんではいけないという。そして「帆」をたたむことによってかつての悲劇を繰り返すことをしてはいけないと強く謳っている。 <了>

次回は「お」→岡本太郎でーす♪
うーん、何書こうかな~
[PR]
# by nozaki-kaoru | 2007-06-19 15:26 | エッセー